中古の腕時計は、安く購入することができ、新品同様のものもあるので、非常に魅力的です。
ただ、しっかりポイントを押さえておかないと、割高のものを掴まされてしまったり、損をしてしまうでしょう。
今回は、腕時計販売員の経験から、中古で腕時計を購入する際の注意点を紹介していきます。
実際自分でも何本も中古の腕時計を購入してきているので、ぜひ参考にしてみてください。
中古の腕時計ってどう?中古と新品の違い
中古の腕時計は、うまく選ぶことでお得に良い腕時計を手に入れることができるのが魅力です。
ただ、中古にもデメリットがあります。
まずは中古と新品の違いやメリットデメリットを紹介していくので、ぜひチェックしてみてください。
中古 | 新品 |
・安く手に入れることができる ・傷があるものも ・保証は短い場合が多い ・防水性や耐久性の保証がないことも |
・購入料金は高い ・綺麗な状態から使うことができる ・保証がしっかりしている ・防水性がしっかりしている |
「安く買うことができるものの、傷や劣化がある場合がある」というのが中古の腕時計です。
頻繁に使う方であれば、細かい部分も気になるでしょう。
また腕時計には基本的に防水機能がついていますが、数年たつと劣化してしまう場合もあります。
中古でも何年も使われていたものだと防水性を失っている場合もあるので、そこは注意していきましょう。
[su_box title=”中古の腕時計はこんな人におすすめ” style=”bubbles” box_color=”#67f50c”]・人が使ったことが気にならない
・気を付けて使うことができる
・高めの価格のモデルが欲しい[/su_box]
中古は人が一度使ったというのはもちろん、防水性や耐久性が落ちている場合もあるので、そこまで神経質になる必要もありませんが、ある程度気を付ける必要があります。
また高級時計で人気のモデルだと、未使用品なのに安く買えるということもあるので、中古を検討してみるのも一つの手でしょう。
中古で腕時計を買う際の6つの注意点
いよいよここから、中古で腕時計を買う際の注意点を紹介していきます。
腕時計販売員の経験、そして自身も中古で腕時計を購入した経験から、必ずチェックしておくべきポイントを紹介していくので、ぜひチェックしてみてください。
1.分類をしっかり確認する
まず一つ中古で腕時計を購入する際には、分類を確認していきましょう。
中古として売られている腕時計は主に「未使用」「中古」「アンティーク」の3種類に分けられます。
- 未使用
→元のオーナーが買ったものの使わずに売却したもの。新品同様ではあるものの、開封していることが多いので、細かい傷がある場合も。 - 中古
→一般的な中古で、元のオーナーが1回以上は使っているもの。状態によってかなり違うのでしっかり確認が必要。 - アンティーク
→中古とアンティークに明確な分類がありませんが、基本的に20年以上前に作られたかなり昔のもの。防水性や耐久性が落ちているものの、現行品には出せない魅力がある。
ここで特に注意するべきポイントは、「未使用でも傷がある可能性があるので確認が必要」という点と「中古の中でもかなり古いアンティークの場合防水性などが期待できない場合がある」という点です。
2.複数店で価格と保証をチェックする
価格はもちろん、保証や特典など店舗によってサービスがかなり違うので、中古で腕時計を購入される際は、複数店をチェックすることがおすすめです。
特に保証に関しては、以下の2点をしっかり確認していくことをおすすめします。
- 何年付くのか
- どこまで対象なのか(外装の場合保証外が多い)
3.出来るだけ大手での購入がおすすめ
何かあったときに買ったお店に相談できると、修理なども安く済む場合があるので、出来るだけつぶれない大手での購入がおすすめです。
筆者の周りの腕時計好きを見ていると、特に「GINZA RASIN」や「コメ兵」で購入されている方が多いので、この2店舗は自信を持っておすすめできます。
もちろん、購入したお店がつぶれてしまっても、修理だけを行っている店舗も多く、問題ありません。
ただ、色々相談に乗ってもらえる安心感があるので、同じ腕時計をほぼ同じ価格で購入するのであれば、大手がおすすめです。
4.本体とベルトのつなぎ目など細かい部分までチェックする
腕時計の傷は細かい部分につきやすいです。
ベルトと本体を繋いでいるラグの部分や、本体の裏など細かい部分までしっかり確認することで後悔のない買い物ができるでしょう。
大手であれば傷があれば教えてくれますが、場所によっては教えてくれずに返品もできないという場合も無くはないので、細かい部分までしっかり確認していきましょう。
5.いつオーバーホールされたかを確認
腕時計には、5年に1度程度オーバーホールと呼ばれるメンテナンスが必要です。
モデルにもよりますが、高いものだと数万円になるので、出来るだけ近いうちにオーバーホールされている腕時計が良いでしょう。
色々探してできるだけ最近されているものを探すのが一番ですが、面倒な方はせめて1年以内にオーバーホールされているものがおすすめです。
6.研磨がどのくらいされているのかをチェック
腕時計は、研磨をして小傷を消すことができます。
ただ研磨をしすぎると、本体が痩せてしまってデザイン性も落ちてしまうので、出来るだけ研磨が少ない方が良いでしょう。
店でも把握できていない場合もありますが、店員さんに確認をしておくことをおすすめします。
中古で狙いたい腕時計
ここからは、どんな腕時計であれば中古で買うのが良いのか、どんな腕時計なら中古でお得なのかといったことを紹介していきます。
欲しいモデルが決まっているのであれば、ちゃんと得できるのかを確認し、まだ欲しいモデルも迷っている場合は、ここで紹介するブランドもチェックしてみてください。
人気のブランド
人気のブランドは、中古でも商品数が豊富にあるので、もし安く手に入れたい場合は、中古をチェックしていくことをおすすめします。
- セイコー
- シチズン
- ロレックス
- オメガ
- IWC
- カルティエ
- ハミルトン
以上のブランドなどは人気が高く、中古市場もにぎわっているので、中古でも欲しいモデルが見つかる可能性が高いでしょう。
高級時計でも中古との価格差が大きいブランド
高級時計の中でも、新品と中古の価格差が大きいブランドもあります。
「パネライ」や「ブライトリング」「ゼニス」などは、比較的中古と新品の価格差が大きいです。
もし新品にこだわりがなかったり、安く手に入れたいという方は、中古との価格差が大きいブランドを狙っていくのも一つでしょう。
今生産されていないモデル
生産されていないモデルは、中古で買うしかありませんが、もし気になったモデルが生産されていないモデルの場合は、購入を前向きに検討していくことをおすすめします。
腕時計は、壊れたまま放置されたり、家に置きっぱなしにしている人も多く、生産終了したものが多く出てくるということは考えられにくいです。
人気ブランドであれば、今後価格が上がっていく場合もあるので、困ったら売れるということも含め、早めに手に入れた方が良いでしょう。
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まとめ
今回は、中古の腕時計を購入する際の注意点を紹介しました。
中古の腕時計は、しっかり良いものを見極められると非常に魅力的です。
ぜひ今回紹介した内容を参考にして、良い腕時計を手に入れてくださいね。