腕時計は、本当に様々なものがありますが、しっかりしたメーカーのものであれば、精密機械なので、扱いに注意が必要です。
スマホの近くに保管する、リューズ部分を下にして置いておく、気温の変化が激しい場面で使うといったような使い方をしていると、故障の原因になってしまうでしょう。
今回は、腕時計販売委員の経験から、特に故障に繋がってしまう腕時計の扱い方の注意点を紹介していきます。
腕時計を使っている方も、これから使う方も、チェックするだけで、腕時計が長持ちするようになり、修理代も安く済むようになるので、ぜひ見てみてください。
腕時計の使い方の7つの注意点
さっそく腕時計の扱い方の注意点を紹介していきます。
販売員の経験から、特に知らない方が多く、故障の原因になってしまうことを紹介していくので、腕時計を使っている方、これから購入する方は絶対に確認してください。
ポイントは以下の7つで、それぞれ詳しく紹介していくので、ぜひチェックしてみてください。
- 電化製品の近くに置かない
- 急激な温度の変化を避ける
- 防水が強くても水道直接やシャワーは避ける
- リューズを下にして置かない
- 衝撃は何としても気を付ける
- 機械式の腕時計は5年に1度はオーバーホールする
- 0時付近に日付変更をしない
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1.電化製品の近くに置かない
まずは、電化製品の近くに保存しないことが必須です。
腕時計を電化製品の近くに置くと、電化製品が発する磁気が移ってしまい時計が狂ってしまいます。
ものにもよりますが、10万円以下の腕時計であれば、磁気に強い構造になっているものはほとんどないので、絶対に気をつけてください。
腕時計の故障の中でも、電化製品の磁気が移ってしまうことはトップクラスに多く、修理にお金も時間もかかってくるので、気をつけましょう。
一般的に、電化製品と10~20cmほど離せば磁気が移ることはほとんどないと言われています。
2.急激な温度の変化を避ける
防水性が特に高い腕時計であれば大丈夫ですが、寒い日に暖房をつけていると結露するように、急な温度の変化があると時計が曇ってしまう場合があります。
1,2年しか使っていない腕時計でしたら基本は大丈夫ですが、腕時計も劣化していくので、真夏に急な冷房や、真冬の急な暖房には気を付けてきましょう。
もし曇ってしまったら、機械に影響が出る前に修理に出すことが大切です。
3.防水が強くても水道直接やシャワーは避ける
防水性が高いという腕時計はよくありますが、水道が直接あたってしまったり、お風呂の際に使ったりということは、避けた方が良いです。
防水というのも、水圧の問題になってくるので、水道水を直接あてることは水圧が非常に高く、水につけても大丈夫な腕時計でも水没する可能性が高いです。
また、お風呂に関しては水圧の問題はありませんが、温度があまり良くなく、高温になってしまうと機械に悪影響が出る可能性が高いので、やめておきましょう。
4.リューズを下にして置かない
リューズとは、時刻を合わせるときに回す横についている出っ張りのことを言いますが、それを下にして置くことは避けるようにしましょう。
リューズは機械の中心部分と繋がっているので、繋がっている部分が折れてしまうと、時計に大きいダメージを与えます。
また、その繋がっている部分が針くらい細いので、かなり折れてしまいやすいです。
保存する際も、少し置いておく際もリューズを下にするのはできるだけ避けて、保存しましょう。
5.衝撃は何としても気を付ける
腕時計をばらしてみるとよく分かるのですが、かなり細かいパーツがいくつも組み合わさって出来上がっています。
多いもので何百というパーツが組み合わさっているものもあります。
そのため、当たり所が悪いと、机にぶつけた程度の衝撃でも故障してしまう場合もあり、全く気を付けないと時計の寿命は縮まってしまうでしょう。
つけてゴルフやバッティングをするといったことも避けた方が良いです。
6.機械式の腕時計は5年に1度はオーバーホールする
自動巻きや手巻きの機械式時計は、オーバーホールというメンテナンスが必要ですが、5年に一度はやっておいた方が良いでしょう。
腕時計を長く使っていると、パーツをスムーズに動かす潤滑油が減ってきてしまい、機械への負担が大きくなります。
その状態で使っていると、パーツの寿命も短くなってしまい、パーツの修理が必要になったり、最悪の場合使えなくなったりしてしまうこともあります。
オーバーホールはお金も時間もかかってしまいますが、長期間やらないともっとお金がかかってしまう事になるので、異変が出ていなくても、5年ほどでするようにしましょう。
7.0時付近に日付変更をしない
日付がついている腕時計は、0時付近に日付変更はしないようにしましょう。
0時付近になると、日付の部分を動かしている機械と時間の部分を動かしている機械が噛み合うので、0時付近に日付を変更すると、機械にダメージを与えてしまいます。
基本的に夜9時から朝6時までは変更しない方が良いと言われています。
どうしても変更したい場合は、まず時間をずらして、夜の9時から朝の6時ではないところまで回して、日付を変更させましょう。
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今回は、腕時計を故障させないための注意点について紹介しました。
特に故障の原因になることが多く、注意しなくてはならないことは以下の通りです。
2.急激な温度の変化を避ける
3.防水が強くても水道直接やシャワーは避ける
4.リューズを下にして置かない
5.衝撃は何としても気を付ける
6.機械式の腕時計は5年に1度はオーバーホールする
7.0時付近に日付変更をしない
ぜひ以上のことをしっかり守って、修理を減らし、長く使ってあげてくださいね。