中堅ブランド、機械式時計の入門ブランドといった立ち位置で、人気の高い『ティソ』と『ハミルトン』。
価格帯も近く、同じスウォッチグループであることから、どっちが良いの?と話題になるブランドです。
今回は、腕時計販売員の経験から、そんな『ティソ』と『ハミルトン』の違いについて紹介していきます。
生の声や実際に使っている方の意見も含め、違いについて紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
Contents
ティソとハミルトンはどっちがいい?
ティソのハミルトンどっちがいいかについては、正直見た目の好みで決めるのが一番です。
もちろん別のブランドなので、それぞれイメージの違いなどありますが、同じスウォッチグループの傘下となっていて、品質もかなり近くなっています。
ティソ |
ハミルトン |
|
特徴や魅力 | デザイン、品質ともに実用性が高い | 豊富で魅力的なデザイン |
人気 | 世界的に人気 | 日本での人気が高い |
歴史 | 1853年創業 | 1892年創業 |
利用者の年齢層 | 30代以降 | 20代~40代 |
腕時計販売員の人気 | 低い | 高い |
おすすめな人 | ・1本で使いまわしたい方 ・実用性の高い腕時計が欲しい方 |
・好きなデザインが見つかった方 ・ファッション好きな方 |
1.ティソとハミルトンの魅力や特徴について比較
まずはティソとハミルトンの魅力や特徴について比較していきます。
それぞれの魅力と、どっちがどういいのかといった部分を紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
ティソの魅力や特徴
ティソはハミルトンと比べると長い歴史を持ち、今ではお求めやすい機械式として人気ですが、昔はオメガと肩を並べるレベルの高級時計でした。
今では機械式時計の入門や、腕時計全体で考えると中堅ブランドというイメージですが、同じ価格帯ではトップクラスの品質を誇ります。
また品質に関しては、特に実用性に特化した部分が強く、パワーリザーブや防水性などが優れているのが特徴です。
1本を色んな場面で使いたい方や、実用性を第一に求める方にとって最適な選択といえるでしょう。
ハミルトンの魅力や特徴
ハミルトンは、アメリカ発のブランドとして、鉄道時計や軍用時計などアメリカの歴史を支えてきた腕時計ブランドです。
主に「ジャズマスター」と「カーキ」の2つのシリーズがあります。
上品ながらも良い存在感のある「ジャズマスター」、軍用時計が元となっていて男臭い武骨な雰囲気のある「カーキ」とどちらも非常に魅力的です。
モデルも豊富にあるので、ショップや公式ページを見ているだけでも楽しいブランドとなっています。
2.ティソとハミルトンの人気について比較
人気については、ティソは世界的に人気、ハミルトンは日本で人気というイメージとなっています。
世界の人気と日本の人気が真逆というのも迷ってしまう要因かと思いますので、ぜひご確認ください。
ティソの人気について
ティソは世界的に人気のブランドで、日本での人気はハミルトンの方が高いですが、世界での売り上げはティソが大きく上回ります。
ティソは、まさに世界のスタンダードとまで言えるブランドで、シンプルで使いやすいデザインと高い機能性が特徴です。
ハミルトンの人気について
ハミルトンは日本国内で特に人気が高く、日本での知名度や人気はティソを上回ります。
機械式時計の入門、ファッション時計の上位モデルという立ち位置で、非常に愛されているブランドです。
クールなデザインが特徴の「ジャズマスター」シリーズ、軍用時計が元となっていて男臭いデザインの「カーキ」シリーズ、そしてブランドの看板モデルとしても人気の三角形の腕時計ベンチュラなど非常に豊富なモデルを持ちます。
3.ティソとハミルトンの歴史について比較
ここからは、ティソとハミルトンの歴史について紹介していきます。
歴史をしっかり知った上で選んでいくことで、より気に入る1本が見つかるかと思いますので、ぜひ参考にしてください。
ティソの歴史について
ティソは、1853年にスイス時計の名産地、ヌーシャテル州のル・ロックルで創業しました。
1930年には、世界初の耐磁時計を作るなど、腕時計界に大きく貢献してきました。
またNBAやMotoGPをはじめ、様々なスポーツの公式時計になったこともあり、各方面から信頼を得ているブランドです。
さらには、スイス国旗を自社のロゴマークに取り入れることが許された数少ないブランドのひとつとなっています。
特にヴィンテージのモデルは、高値で取引されるものも多くあり、当時は今以上に高級時計として認知されていました。
1985年にスウォッチグループの傘下に入りますが、150か国での販売実績があるまさに世界的なブランドです。
ハミルトンの歴史について
ハミルトンは、1892年にアメリカで創業しました。
アメリカの鉄道時計に採用されたり、軍用時計や航空用時計にも採用され、まさに国民的なブランドとなりました。
1957年には、世界で初めて電池で動く腕時計ベンチュラを作り、ハミルトンもまた腕時計界の歴史に名を刻んでいます。
三角形の独特な形をしたベンチュラは、今でも看板モデルとして人気が高く、「エルヴィス・プレスリー」氏が愛したモデルです。
1974年にスウォッチグループの前身である合弁会社SSIHの傘下となり、腕時計作りを進めています。
4.ティソとハミルトンの利用者の年齢層の違いについて比較
ティソは「30代以降の大人の男性」ハミルトンは「20~40代」の比較的若い男性から人気があります。
それぞれの層についても紹介していきますので、こちらもぜひ参考にしてみてください。
ティソの年齢層について
販売員の経験から、ティソの腕時計はハミルトンと比べると年齢層が高く、30代以降の男性に人気です。
大人の男性にしっかりマッチしてくれるスタンダードながらも上品なデザインに、高い品質で、人気になっています。
本格派の腕時計ブランドというイメージなので、ティソを持っておけばまず恥ずかしいということはないでしょう。
ハミルトンの年齢層について
販売員の経験から、ハミルトンの利用者の年齢層は20~40代あたりです。
シンプルながらも際立ったデザインが、若く感度の高い人から支持されていて、本格的なファッション好きや腕時計好きの方であると、大学生から持っているという方もいらっしゃいます。
日本では時計好きであれば一度は通るブランドとまで言われていて、ある程度若めながらも、腕時計やファッションが好きな方に人気です。
5.ティソとハミルトン販売員の人気について
筆者は腕時計販売員をしていたのですが、基本的に販売員は腕時計好きで、そんな販売員の人気は『ハミルトン』に軍配が上がります。
ヘルプなども含め、数十人という単位で腕時計販売員に会いましたが、長くやっている方はだいたいハミルトンを1本は持っています。
ティソを持っている方はごく少数だったのですが、それはティソが良くないということでなく、ブランドの特徴という部分が原因です。
ティソは実用性が高く、シンプルで、1本で色々使えるという特徴があるので、腕時計好きで数本持っている販売員にとってはハミルトンの方が魅力的に映ります。
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まとめ
今回は、中堅ブランドとして人気の高い『ティソ』と『ハミルトン』の違いについて紹介しました。
最後に違いを振り返ると以下の通りです。
ティソ |
ハミルトン |
|
特徴や魅力 | デザイン、品質ともに実用性が高い | 豊富で魅力的なデザイン |
人気 | 世界的に人気 | 日本での人気が高い |
歴史 | 1853年創業 | 1892年創業 |
利用者の年齢層 | 30代以降 | 20代~40代 |
腕時計販売員の人気 | 低い | 高い |
おすすめな人 | ・1本で使いまわしたい方 ・実用性の高い腕時計が欲しい方 |
・好きなデザインが見つかった方 ・ファッション好きな方 |
おすすめ記事 | >ティソのおすすめモデルをチェック | >ハミルトンのおすすめモデルをチェック |
多少の違いはあれど、同じスウォッチグループで価格もほぼ同じなので、品質は大きくは変わらないです。
そのため、迷ったら見た目が好きな方を選んでいくことがおすすめです。
どちらも非常に良いブランドなので、ぜひお気に入りの1本を見つけてくださいね。