170年以上の歴史があり、世界的に知名度の高い『ティソ』ですが、ネットの一部の情報では「恥ずかしいのではないか?」という声があります。
ただ腕時計販売員の経験から、リアルの世界でティソが恥ずかしいと言っている人や感じている人は見たことがありません。
今回は、腕時計販売員の経験から、そんなティソが恥ずかしいのかといった点について紹介していきます。
なぜそう言われているのか、どのモデルならいいのかという点まで紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
Contents
結局ティソの腕時計って恥ずかしいの?元販売員が解説
もちろん状況にもある程度はよりますが、ティソの腕時計は恥ずかしくないです。
ティソは平均価格が10万円ほどと、高級時計と比べたら安いものの、一般の方からすると良い時計という額なので、恥ずかしいとなる可能性はかなり低いでしょう。
またティソは、世界で一番売れている量産時計と言われ、世界のスタンダードとなっているので、恥ずかしいことはないかと思います。
販売員の間でも、本格的な腕時計として、支持が厚いブランドです。
明らかに稼いでいる人の中にいて、ご自身も一定以上稼いでいる場合は、「もう少しいい時計をすれば?」と思う方もいるかもしれませんが、現実で恥ずかしいとなる場面はほとんどないでしょう。
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ティソの腕時計が恥ずかしいと言われる理由
腕時計についての知識や、ティソについて知っていれば恥ずかしいということは無いというのはわかりますが、実際に「ティソは恥ずかしい」という声もあるのが現実です。
ここでは、なぜそういった意見が出てくるのかという点を紹介していきます。
知名度が高い
正直ティソが恥ずかしいと言われる理由の大多数がこれかと思います。
物でも人でもやはり知名度が高いとアンチも増えるので、特に知識を持っておらず、定番なものを批判しているという方もいます。
正直あまり気にしなくても良いでしょう。
腕時計としては価格帯が絶妙
ティソ自体は非常に良いブランドではあるものの、機械式時計を全体的に見た場合、安めの部類に入ります。
やはり、ロレックスやオメガなどと比べると、品質は落ちてしまうので、そういった腕時計を持っている方が「恥ずかしい」という感情を持っていることもあるでしょう。
ただそもそも高級時計を持っている人はかなり少ないので、周りによほど高級時計好きが多くない限りは、恥ずかしいと思うこともないかと思います。
ティソの歴史とブランドの特徴
ティソは1853年に創業した老舗の腕時計ブランドです。
スイス時計の名産地であるヌーシャテル州のル・ロックルでシャルル・ティソ父子により創設されました。
1800年代後半は懐中時計が全盛期で時計は個々に作られるものでしたが、ティソは品質が高い時計を量産すること目指し、拡大していきます。
そんな中1930年に世界初の耐磁性腕時計を製造するなど、世界的に地位を得ていきました。
またティソはF1の公式時計として任命されるなど、モータースポーツとの繋がりが強く、各方面から支持を集めます。
1985年には、世界最大の腕時計製造グループ”スウォッチ・グループ”の傘下に入り、さらに高い品質で腕時計を量産していける体制を作っていきます。
今でもアンティーク時計として1900年代中盤の時計も人気がありますし、現行品も10万円前後という価格の中ではトップクラスの人気を誇るブランドとなっています。
ティソの5つの魅力
ここからは、ティソの魅力について紹介していきます。
非常に魅力的なブランドで、合う方にはとてもマッチするので、ぜひチェックしてみてください。
ティソの5つの魅力
- スタンダードながらもこだわりのデザイン
- 最大90時間パワーリザーブなど品質が高い
- 腕時計好きのファンも多い
- 2021年の新作PRXでさらに人気に
- ブランドマークにスイスの国旗を使える数少ないブランド
スタンダードながらもこだわりのデザイン
ティソの腕時計は、特にスタンダードで使いやすくも、細かい部分にこだわりがあり、飽きの来ないモデルが多いです。
世界のスタンダードとして人気になっているだけあって、実用性が高いデザインとなっています。
「PRX」や「ル・ロックル」などの人気モデルは、本当に幅広く使いやすいので、ファッションセンスに自信がない方にも非常におすすめです。
最大90時間パワーリザーブなど品質が高い
ティソは、機能の面でも非常に実用性が高いのが特徴です。
電池式でも高精度のモデルを用意していたり、自動巻きだと80時間以上のパワーリザーブのものも多かったりなど、高い品質を持っています。
80時間のパワーリザーブがあると、土日につけなくても止まらないので、仕事用としても使いやすいでしょう。
腕時計好きのファンも多い
ティソは、その歴史と、魅力的なデザイン、高い品質から腕時計好きからも人気が高いです。
今持っているというのはもちろんですが、今高級時計を持っている方でも、ティソを昔使っていたという方も非常に多く、高級時計の入門として使われる方もいらっしゃいます。
しっかり腕時計を知った上で選んでいる方も多いので、総合力が高いブランドということが分かります。
2021年の新作PRXでさらに人気に
2021年に「PRX」という新モデルを発表したティソですが、腕時計業界で話題になっているモデルです。
- 使いやすいスポーティーなデザイン
- ブレス一体型で高い装着感
- 高めの防水性
- 自動巻きモデルは80時間パワーリザーブ
上記のように高い品質から、非常に魅力的な腕時計です。
高い実用性を持ちながらも、つけていて気持ちが高揚するようなモデルとなっていて、今後この価格帯でトップクラスの人気になっていくこと間違いないでしょう。
歴史深いブランドながらも、新しいことにも多く挑戦することで、常に人気が高まっていっています。
ブランドマークにスイスの国旗を使える数少ないブランド
ティソのブランドマークには、スイスの国旗が使われていますが、スイスの国旗を使うにはかなり審査が厳しく、信頼性の高いブランドしか使うことができません。
品質はもちろんですが、多方面から認められたブランドとして、間違いないでしょう。
特に恥ずかしくなりにくいティソのおすすめモデル8選
ここからは、ティソの中でも特に恥ずかしくなりにくいおすすめのモデルを紹介していきます。
ティソにそこまで派手なモデルはないので、基本的に恥ずかしくなることはないかと思いますが、シンプルでいくつになっても使っていけるモデルを紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
1.ティソ PRX
画像出典:Amazon
10万円を切る価格ながらも圧倒的な品質で業界を賑わせてる1本!
2021年に登場した比較的新しいモデルながらも、デザイン性の良さ、品質の高さから話題になっている『PRX』。
10気圧防水と高めの防水性、傷つきにくいサファイアガラス、高性能な電池式と、必要十分な機能が備わっていて、高い実用性を誇ります。
またこの価格帯としては他にない、ベルトとケースが一体になっていて、着け心地が非常に良いです。
ソリッドな印象がありつつも、スタイリッシュで、オンオフ問わず活躍してくれること間違いないでしょう。
サイズ | 直径40×厚さ10.4mm |
合う服装 | ほぼすべて |
タイプ | 電池式(ほぼ同じデザインで自動巻きもあり) |
防水性 | 10気圧(100m)防水 |
2.ティソ ル・ロックル パワーマティック80
画像出典:Amazon
落ち着いた大人のデザインで、スーツやきれいめスタイルを彩ってくれる!
すっきりした文字盤と、ブラックを基調としたデザイン、ローマ数字を採用するなど落ち着いた大人の魅力あふれる『ル・ロックル パワーマティック80』。
長年定番として人気のあるモデルだけあって、ティソらしいスタンダードなかっこよさのある1本です。
また、80時間パワーリザーブを誇りながらも、10万円を切る価格で、安くはないですが、コストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。
仕事用など、落ち着いた服装に合わせる腕時計を探している方に非常におすすめできるモデルです。
サイズ | 直径39×厚さ9mm |
合う服装 | スーツ、きれいめ |
タイプ | 機械式自動巻き |
防水性 | 3気圧(30m)防水 |
3.ティソ ヘリテージ バナナ
画像出典:Amazon
スクエアのデザインで、知的で大人の印象がある1本!
1916年に登場して以来、ティソの看板モデルとして愛され続けている『ヘリテージ バナナ』。
ケースが腕に沿うようにカーブしていて、視認性は損なわないながらもぴったり腕にフィットしてくれるので、装着感もかなり良いです。
縦長のスクエアなので、落ち着いたデザインとなっていて、恥ずかしいとなることも一切ないでしょう。
電池式で扱いやすく、スーツにも合いますが、どちらかというと私服でのシャツスタイルなどきれいめファッションにおすすめできる腕時計です。
サイズ | 縦49×横27×厚さ7mm |
合う服装 | きれいめ、スーツ |
タイプ | 電池式 |
防水性 | 3気圧(30m)防水 |
4.ティソ シースター
画像出典:Amazon
太いベゼルと針で王道ダイバーズウォッチとして存在感のあるモデル!
ティソの『シースター』は、43mmという大きめのサイズ感、太いベゼルと針で、良い存在感のある王道ダイバーズウォッチです。
大きめで男らしいデザインに、300m防水というダイビングもできるレベルの防水性で良いパートナーとなってくれるでしょう。
また、ティソの高品質ムーブメントであるパワーマティック80が使われていて、80時間パワーリザーブを誇ります。
スーツにもギリギリ使えるサイズ感ではありますが、どちらかというとカジュアル利用におすすめのモデルです。
サイズ | 直径43×厚さ12.7mm |
合う服装 | カジュアル |
タイプ | 機械式自動巻き |
防水性 | 30気圧(300m)防水 |
5.ティソ ジェントルマン
画像出典:Amazon
正統派シンプルウォッチで、スーツスタイルにかっこよく決まる1本!
メタルベルト黒文字盤、すっきりした文字盤と、理想のデイリーウォッチとして人気の『ジェントルマン』。
シンプルだからこそ、ティソの仕上げの良さが分かる1本となっていて、良い高級感があります。
サイズ感も大きくも小さくもないちょうどいいサイズで、服装をより上品に仕上げてくれるでしょう。
スーツスタイルに特に合うので、仕事用の1本を探している方に特におすすめできます。
サイズ | 直径40×厚さ11.5mm |
合う服装 | スーツ、きれいめ |
タイプ | 機械式自動巻き |
防水性 | 10気圧(100m)防水 |
6.ティソ エブリタイム スイスマティック
画像出典:Amazon
シンプルな文字盤&ブラックレザーベルトでクールな印象のあるモデル!
『エブリタイム スイスマティック』は、特にシンプルですっきりしたデザインなので、好みが分かれず、長く使うことができるでしょう。
使いやすいサイズ感、見やすい文字盤、さらには90時間のパワーリザーブと、高い実用性を持ち、デザイン含め特に長く使っていくことができます。
また90時間パワーリザーブは、ティソでも最長で、ある程度の頻度で使う方であれば、止まってしまう心配もないでしょう。
非常に便利なので、長く使える腕時計が欲しい方に特におすすめできる1本です。
サイズ | 直径40×厚さ11.62mm |
合う服装 | きれいめ |
タイプ | 機械式自動巻き |
防水性 | 3気圧(30m)防水 |
7.ティソ ジェント XL スイスマティック
画像出典:Amazon
針が少し太くなっていて、シンプルながらも高い視認性と力強さのあるモデル!
大きめのサイズ感、少し太くなっている針で、シンプルながらも力強さを感じる『ジェント XL スイスマティック』。
大きめの文字盤に太い針なので、特に視認性が高く、暗い場所でもぱっと見で時刻を見ることができるでしょう。
ちょっと大きめなので、どちらかというとカジュアルに合わせるのがおすすめで、男らしい雰囲気を作っていくことができます。
見やすく、ストレスのかからない腕時計なので、初めて本格時計を持たれる方にもおすすめです。
サイズ | 直径43×厚さ12.33mm |
合う服装 | カジュアル |
タイプ | 機械式自動巻き |
防水性 | 10気圧(100m)防水 |
8.ティソ トラディション クロノグラフ
画像出典:Amazon
ピンクゴールドと複雑な文字盤で色気のある腕時計!
複雑ながらもバランスが取れた文字盤と、ピンクゴールドのケースで、男の色気を演出してくれる『トラディション クロノグラフ』。
ゴールドの色味も非常に綺麗で、またバランスが取れたデザインなので、変に浮いてしまう心配もなく、色々使うことができるでしょう。
またクロノグラフ付きで42mmと、良い存在感を放ってくれます。
シンプルな服装に合わせると良いアクセントとなってくれるので、人とはちょっと違った腕時計が欲しいという方に特におすすめできるモデルです。
サイズ | 直径42×厚さ11.07mm |
合う服装 | きれいめ |
タイプ | 電池式 |
防水性 | 3気圧(30m)防水 |
特に恥ずかしくなりにくいティソのおすすめモデル比較表
ここまで様々なティソのおすすめモデルを紹介してきましたが、ここで振り返ってまとめて見てみましょう。
シンプルで特に使いやすく、一切恥ずかしくならないモデルを厳選したので、気になるものがあったらぜひチェックしてみてください。
腕時計 | 特徴 |
1.ティソ PRX
|
10万円を切る価格ながらも圧倒的な品質で業界を賑わせてる1本!
|
2.ティソ ル・ロックル パワーマティック80
|
落ち着いた大人のデザインで、スーツやきれいめスタイルを彩ってくれる!
|
3.ティソ ヘリテージ バナナ
|
スクエアのデザインで、知的で大人の印象がある1本!
|
4.ティソ シースター
|
太いベゼルと針で王道ダイバーズウォッチとして存在感のあるモデル!
|
5.ティソ ジェントルマン
|
正統派シンプルウォッチで、スーツスタイルにかっこよく決まる1本!
|
6.ティソ エブリタイム スイスマティック
|
シンプルな文字盤&ブラックレザーベルトでクールな印象のあるモデル!
|
7.ティソ ジェント XL スイスマティック
|
針が少し太くなっていて、シンプルながらも高い視認性と力強さのあるモデル!
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8.ティソ トラディション クロノグラフ
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ピンクゴールドと複雑な文字盤で色気のある腕時計!
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ティソとよく比較されるブランド
ここからは、ティソとよく迷われ、比較されるブランドについて紹介していきます。
ティソとよく比較されるブランドは以下の3つで、それぞれ詳しく紹介していくので、こちらもぜひチェックしてみてください。
※タップすると該当箇所に移動します
ハミルトン
ハミルトンは、アメリカのブランドですが、ティソとイメージも価格帯もかなり近いです。
5~20万円程度の腕時計が多く、実用性が高くもスタンダードでかっこいい腕時計を作っています。
ティソを検討しているのであれば、ハミルトンもチェックしていくと買ってこっちの方が良かったとならずに済むでしょう。
オリエント
オリエントは、国産の腕時計ブランドですが、機械式時計のコストパフォーマンスが高く、ティソと迷われる方が多いです。
高品質な機械式の腕時計を1万円台から用意しているので、機械式時計を試してみるという使い方も良いでしょう。
ハマる人はハマるブランドなので、一度はチェックしてみてもらいたいです。
ロンジン
ちょっと価格帯は上がりますが、ロンジンもスタンダードでかっこよく、実用性が高いので、ティソの少し似ている部分があります。
ロンジンにいたっては、高級時計の部類に入るので、予算が合う方であれば非常におすすめできます。
実用性、デザインともに非常に高いモデルが多いながらも渋い大人の魅力あるブランドなので、ぜひ見てみてください。
【結論】ティソの腕時計は恥ずかしくない!
今回は、ティソの腕時計が恥ずかしいのかという点について、腕時計販売員の経験から、ティソのイメージや魅力をお伝えしました。
ティソは、品質が高く、世界のスタンダードとして人気も非常に高いので、恥ずかしいとなる場面はかなり少ないでしょう。
腕時計好きにもファンが多く、非常に魅力的なブランドなので、ぜひ色々検討してみてくださいね。