記事内に商品プロモーションを含む場合があります
自動巻き時計とは、腕の振りでゼンマイが巻かれて動く時計のことです。
電池式よりも前に開発されていて、歴史の長いことから、非常に人気が高く、腕時計好きからも愛されている時計となっています。
今回は、そんな自動巻き時計について、メリットデメリット、電池式や手巻きとの違いを紹介していきます。
自動巻き時計が気になっている方は、ぜひ参考にしてみてください。
自動巻き時計とは?→腕の振りでゼンマイが巻かれて動く時計
自動巻き時計とは、腕の振りでゼンマイが巻かれて動く時計のことです。
長く使えるものが多いことから腕時計好きからも人気が高く、王道の機械となっています。
自動巻き時計と電池式、手巻き時計との違い
自動巻き時計は、「機械式時計」と呼ばれることもありますが、これは自動巻きと手巻きの時計を合わせた言い方です。
また電池式時計は、別名クォーツ時計とも言われ、電池を動力とした腕時計で、大きくボタン電池で動いているものと、ソーラー電池で動いているものの2種類があります。
機械式時計
- 自動巻き
→腕の振りでゼンマイが巻かれて動く。手巻き機能が付いているモデルも多数。 - 手巻き
→リューズを手で巻くことで動く。
電池式(クォーツ)時計
- ボタン電池
→通常の電池。基本的に2年に1度程度電池交換が必要。 - ソーラー電池
→光に充てることで充電される。電池寿命は平均7~8年ほど。
自動巻き時計のメリットデメリット
ここからは、自動巻き時計のメリットデメリットを紹介していきます。
腕時計販売員の経験、そして自身も自動巻き時計を5本使ってきた経験から、一つひとつ詳しく紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
自動巻き時計のメリット
自動巻き時計のメリットは、以下の3つです。
- 寿命が長いものが多い
- カチカチと機械が時を刻む音を聞ける
- 腕につけていれば止まることがない
まずものにもよりますが、基本的に自動巻き時計は寿命が長いです。
良いものだと一生物として使える腕時計も多く、男のロマンをくすぐるアイテムでしょう。
また、自動巻き時計は、歯車が組み合わさって動いているので、耳を近づけるとカチカチと時を刻む音を聞くことができます。
さらには、電池式の場合は電池が切れると急に止まってしまうこともありますが、自動巻き時計にはそれがないので、緊急の際にも便利でしょう。
自動巻き時計のデメリット
自動巻き時計のデメリットは以下の3つです。
- 時刻ずれが大きい
- 5年に1度程度オーバーホールが必要
- 価格が少し高め
まず電池式に比べると時刻ずれが大きいです。
これもものにもよりますが、精度の高い高級自動巻き時計でも日差±3秒ほどで、電池式は安いものでも月差±60秒ほどなので、精度では電池式が良いでしょう。
また一生物といえど、5年に1度程度オーバーホールというメンテナンスが必要です。
ものによっては、数週間、数万円かかってきてしまうので、維持費も出てきてしまいます。
さらには、時計本体自体も高めのものが多く、ちょっと手が出しにくいという点もデメリットでしょう。
関連記事
自動巻き時計のQ&A
ここからは、自動巻き時計についてのよくある疑問を、Q&Aで紹介していきます。
以下の5つの疑問に腕時計販売員の経験から、詳しく回答していきますので、ぜひチェックしてみてください。
- 使わないときはどうする?止めておくのは良くない?
- 自動巻き時計の寿命は?
- 自動巻き時計はどの程度の頻度で時刻合わせが必要?
- 自動巻き時計はどのくらいで止まる?
- 初めから良いものを買った方が良い?
※タップすると該当箇所に移動します
使わないときはどうする?止めておくのは良くない?
自動巻き時計は、ものにもよりますが、基本的に数日置いておくと止まってしまいます。
仕組み上できるだけ動かしておく方が良いので、1週間に1度程度はつけたり、軽く振ったりして動かしておくことをおすすめします。
基本的には大丈夫ですが、ずっと止めておくと、時刻ずれが大きくなったり、最悪の場合動かないということもあるので、適度に動かしていきましょう。
自動巻き時計の寿命は?
自動巻き時計は、ピンからキリまでありますし、使い方によっても寿命が変わってきます。
またブランドや作りによってもかなり変わってきますが、目安として価格と寿命を紹介すると以下の通りです。
- 1~5万円 5年程度
- 5~20万円 10年程度
- 20~50万円程度 数十年レベル
- 100万円以上 一生物レベル
ただ安いものでも、衝撃や水分に気を付け、しっかりメンテナンスをすることで、長く使えるので、そういった使い方も非常におすすめです。
自動巻き時計はどの程度の頻度で時刻合わせが必要?
そこまで精度が高くないものでも、時刻が前後するので、気になる方でも週1程度で大丈夫でしょう。
数十万円以上するものだと、数か月使っていてもほとんどずれていないということもあり、やはり精度と価格は比例していきます。
目安として、以下の頻度で時刻合わせをしていくことで、数分ズレるということは無くなってくるでしょう。
- 5万円以下など安めのもの
→週1程度 - 10万円前後の中堅時計
→月1程度 - 20万円以上の高級時計
→数か月に1度程度
自動巻き時計はどのくらいで止まる?
自動巻き時計は、それぞれパワーリザーブと呼ばれる時間があり、置いておいたらどれだけ動き続けられるかが決まっています。
長いものだと100時間を超えるようなものもあり、土日つけないといった使い方でも使いやすいです。
時間が書いていない現行品であれば、30~40時間と見ておいて基本的には間違いないでしょう。
初めから良いものを買った方が良い?
時刻ズレが気になる方、一生物の腕時計が欲しい方は、20万円以上程度のいいものを購入することをおすすめしますが、まずは安いものを買って試すというのも良いでしょう。
10万円以下になってくると、比較的時刻ずれが大きく(日差±20秒程度)、一生物としては使えない可能性が高いので、そこが気になる方には向かないでしょう。
ただ高額なものをいきなり買ってつけなくなってしまってももったいないので、安めのものを買って試し、色々調べた上で一生物の時計を選ぶ流れがおすすめです。
この記事を読んでいる方に人気のおすすめ記事
まとめ
今回は、自動巻き時計について、どういったものなのかやメリットデメリットについて紹介しました。
最後に自動巻き時計のメリットデメリットを振り返ってみましょう。
- 寿命が長いものが多い
- カチカチと機械が時を刻む音を聞ける
- 腕につけていれば止まることがない
- 時刻ずれが大きい
- 5年に一度程度オーバーホールが必要
- 価格が少し高め
自動巻き時計は、長く使え、腕時計本来の便利さやファッションを上品に仕上げてくれることはもちろん、趣味としてもおすすめなので、ぜひチェックしてみてください。