腕時計は主に「電池式(クォーツ)」と「機械式」の2種類あります。
電池式の腕時計は比較的お求めやすく使いやすく、機械式の腕時計は長く使えるというのが魅力です。
今回は、腕時計販売員の経験から、そんな腕時計の種類の違いについて紹介していきます。
自身としても、現在でも機械式の腕時計も電池式の腕時計も使い続けていて、その経験からも紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
腕時計は電池式と機械式どっちがいい?
腕時計は電池式と機械式はどっちがいいのかという点について、簡単に紹介すると以下の通りです。
- 安くてもしっかり使えるものであれば
「電池式」 - 費用をかけても長く使えるものが欲しいなら
「機械式」
電池式の腕時計と、機械式の腕時計の主な違いは以下の通りです。
機械式でも安いものもありますが、5万円以下の機械式時計は、多くのモデルで1日で20秒ほど時間がずれるので、実用的ではないです。
もちろん5分10分程度のずれが気にならない方であれば、安めの機械式でも問題ないかと思いますが、基本的に機械式時計は5万円以上がおすすめとなっています。
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電池式の腕時計の特徴
ここからは、電池式の腕時計の特徴について紹介していきます。
電池式の腕時計の「主な特徴」「どういった人に向いているか」「ソーラー電池式について」といった部分を紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
電池式の腕時計の主な特徴
電池式の腕時計の主な特徴は以下の3つです。
- お求めやすいものが多い
- 時刻が正確
- 10年レベルで使えるものは少ない
電池式の腕時計は、比較的お求めやすいながらも時刻が正確で非常に使いやすいです。
基本的に初めて腕時計を持たれる方、仕事用として腕時計を用意する方は、電池式を選ぶことが多くなっています。
ただ機械式と比べると、本体の寿命はそこまで長くなく、数年で買い替えることにはなるでしょう。
電池式の腕時計はこんな人におすすめ
電池式の腕時計は特に以下のような方におすすめです。
- 5万円以下で腕時計を探している
- 時刻の正確さが重視
- 仕事や就職活動に身だしなみとして使う
- 初めての本格腕時計を検討している
5万円以下で腕時計を探す場合は、基本電池式がおすすめです。
5万円以下で機械式でも良いモデルもありますが、基本的には1日で20秒ほどずれてしまうモデルが多く、あまりおすすめできません。
また、仕事や就職活動など人から見られることを考えた際、あまり高価なものを持っていても良くない場合もあるので、セイコーやシチズンの電池式のモデルがふさわしいでしょう。
さらには、電池式の方が使いやすいので、初めて腕時計を購入するという方には、よほどこだわりがない限り、電池式がおすすめです。
ご自身が好きなものをつけるのが一番ではありますが、特に以上のような方に電池式の腕時計はおすすめです。
ソーラー電池式も
電池式の腕時計には、光で充電して動く「ソーラー電池式」のモデルもあります。
ソーラー電池式の腕時計は、通常の3~4倍程度電池が長持ちするとされ、非常に人気が高いです。
必ずしも太陽光ではなく、蛍光灯などの光に充てるだけで良いので、止まってしまうということもほとんどなく、非常に便利なので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
機械式の腕時計の特徴
ここからは、機械式の腕時計の特徴について紹介していきます。
機械式腕時計の「主な特徴」「どういった人に向いているか」「機械式時計の種類(自動巻きと手巻き)」について紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
機械式の腕時計の主な特徴
機械式の腕時計の主な特徴は以下の通りです。
- 価格は高め
- 時刻ズレが大きい
- メンテナンスすることで長く使える
- カチカチと時間を刻む音を聞くことができる
まず基本的に、機械式の腕時計は価格が高めです。
ある程度ずれもなく、しっかり使えるモデルで5万円程度、高いものだと100万円を超えるものも多く、電池式に比べかなり高めです。
ただその分、しっかりメンテナンスをしていくことで、長く使うことができるので、1つのものを長く使いたいという方に人気があります。
また機械ということで、腕時計が小さくカチカチとなっていて、日常気になる音の大きさではないものの、耳を近づけると聞こえ、機械を楽しむことができます。
機械式の腕時計はこんな人におすすめ
機械式の腕時計は特に以下のような方におすすめです。
- 少し高くても長く使えるものが欲しい
- 小物に対するこだわりが強い
- 数秒程度のずれが気にならない
機械式の腕時計は、少し価格は高いものの、長く使うことができるので、そういったものを探している方におすすめです。
また特に小物に対するこだわりが強い方から人気で、価格も高い分それぞれのブランドで細かいこだわりや違いがあるので、時計好きからも愛されています。
さらには、最高レベルに精度が良い機械式の腕時計でも、一日で2.3秒程度はズレるので、そこが気にならない方であれば、使うことができるでしょう。
主に自動巻きと手巻きに分かれる
機械式の腕時計は、主に「自動巻き」と「手巻き」に分かれます。
「自動巻き」は、腕の振りで腕時計のゼンマイが巻かれて動く仕組み、「手巻き」は、その名の通り手で巻く腕時計となります。
自動巻きの方が楽ではあるものの、手巻きに関しては作りがシンプルでより長く使えるものが多いというのも魅力です。
腕時計が電池式か機械式かの見分け方
腕時計の種類として、ほとんどの腕時計が、「電池式」「ソーラー電池式」「自動巻き」「手巻き」に分類されます。
まず「ソーラー電池式」と「自動巻き」に関しては、腕時計の文字盤か裏側に以下のような内容が書かれています。
- ソーラー電池式
→SOLAR - 自動巻き
→AUTOMATIC
それ以外は、「電池式」か「手巻き」ということになりますが、「手巻き」の腕時計はほとんどないので、基本的には残りは「電池式」となります。
まとめ
今回は、腕時計は「電池式」と「機械式」どっちがいいのかという点について紹介しました。
最後に特徴を振り返ると以下の通りです。
どちらが良いというよりは、好みになってくるので、ぜひ気に入った1本を見つけてくださいね。